ネグロイドは、人種のひとつ。黒人、黒色人種などとも言われる。ラテン語のniger(ニゲル、黒)に由来するが、英語風にニグロイドともいう。
現生人類は、生物学上ホモ・サピエンスというただ一種に属している。 ただし、過去の自然人類学や文化人類学では、及びネグロイド、および北アフリカ・ヨーロッパ・西アジア・アラブ・南アジアなどに見られるコーカソイド(白色人種)、オセアニアに見られるオーストラロイド、東アジア・東南アジア・ポリネシア・南北アメリカ大陸などに見られるモンゴロイド(黄色人種)を4大人種として分類していた。
近年のDNA分析の成果によれば、現生人類発祥の地はアフリカにあるとされ、ネグロイドはその直系の子孫とされる。また、人種間の遺伝的距離を計ると、人類集団はアフリカ人(ネグロイド)のグループ、およびその他のグループ《西ユーラシア人(コーカソイド)とサフール人(オーストラロイド)と旧来モンゴロイドとされた東ユーラシア人(東南・東アジア人)と南北アメリカ人(ネイティブアメリカン)》、以上の二つのグループに大別することができるとされる。
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なお、肌の色はヒトという種の集団の分化の過程で選択圧を受けやすく最も短期間に変化する形質の一つであり、肌の色の類似または相違でいわゆる「人種」を区別することはできない。肌の色を発現させる遺伝子についても同様である。また、言語などの文化をも基準とした「民族」と、生物学的な特徴に基づく「人種」の概念は明確に区別されなければならない。