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アシナヅチ・テナヅチ

アシナヅチ・テナヅチは、日本神話のヤマタノオロチ退治の説話に登場する夫婦神である。『古事記』では足名椎命・手名椎命、『日本書紀』は脚摩乳・手摩乳と表記する。

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二神はオオヤマツミの子で、出雲国の肥の川の上流に住んでいた。8人の娘がいたが、毎年ヤマタノオロチがやって来て娘を食べてしまい、スサノオが二神の元にやって来た時には、最後に残った末娘のクシナダヒメを食いにオロチがやって来る前だった。二神はスサノオがオロチを退治する代わりにクシナダヒメを妻として差し上げることを了承し、オロチ退治の準備を行った。

スサノオが無事オロチを退治し須賀の地に宮殿を建てると、スサノオはアシナヅチを呼び、宮の首長に任じて稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)(『日本書紀』では稲田宮主神)の名を与えた。

神名には諸説ある。

「ナヅ」は「撫づ(撫でる)」、「チ」は精霊の意で、父母が娘の手足を撫でて慈しむ様子を表わすとする説
「アシナ」は浅稲(あさいね)で晩成の稲の意、「テナ」は速稲(といな)で早稲の意とする説
「畔(あ)の椎」、「田(た)の椎」の対であるとする説
古語で蛇を「ミヅチ(御づち)」とするように「ヅチ」は蛇を指すことから、「脚無し蛇」「手無し蛇」という手足を持たない蛇の造形を示した蛇神を示しているとする説
スサノオの宮殿があったとされる地には須佐神社(島根県出雲市)がある。代々須佐神社の神職を務める稲田氏(後に須佐氏)は大国主の子孫であり、アシナヅチ・テナヅチから数えて2004年現在で78代目であるとしている。

神社関係者が物部の末裔との伝承を持つ埼玉の氷川神社の門客人神社は元々荒脛巾(あらはばき)神社と呼ばれ 謎の神アラハバキを祭る神社であるが

ここにはなぜかアシナヅチ、テナヅチの2神がアラハバキと共に奉られている。

物部の本来の祭神とも言われ、祟り神として神話に現れる三輪山のオオモノヌシが蛇神とされ、また物部の聖地であった大阪四天王寺の地にアラハバキ信仰の痕跡が残ることからオオモノヌシ=アラハバキ説があるが、

この氷川神社の謎からさらにヤマタノオロチとアラハバキ、そして物部の関連が指摘されることがある。

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2009年04月29日 13:33に投稿されたエントリーのページです。

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