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ボルドー液

ボルドー液
ボルドーといえば、いわずとしれたワインの本場。ところで、いつもブドウの実の熟する頃になると、ドロボウがやって来る。そこで、ちょっくら案をねり、石灰と硫酸銅の混合液体をつくって、これを道路の両側に、撒布することにした。つまり、いかにも農薬か毒薬かが懸かっているように見せかけたわけ。ところが、折も折、それは一八八二年の十月末のことであったが、ひとりの男がボルドー地方のブドウ園を、視察していた。彼の名はミラルデ。ボルドー大学の植物学の教授である。彼は、ここ四、五年前から、ブドウ園一帯に蔓延しだした、伝染性の露菌病の予防対策におおわらわであった。そんなある日、とあるブドウ園で、彼は奇妙なことに気がついた。そのブドウ園も、やはり露菌病にやられて、葉もほとんどなくなっていたのだが、

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不思議なことに、道路に面しているところだけは、葉が青々としていたのである。ただし、葉の表面には青白い斑点がついていた。ミラルデ教授は、さっそく、いろいろと実験を行い、やはりこの硫酸銅と石灰の混和液が、露菌病などにききめがあることを確認した。一八八五年五月のことであった。ボルドー市には、フランスブドウ園の救いの神、ミラルデ教授の記念碑があると仄聞している。(「食べものちょっといい話」 やまがたゆきひろ) 露菌病はベト病ともいい、カビによっておこる、ブドウなどの葉がベトベトになって枯れてしまう病気だそうです

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2008年03月25日 04:40に投稿されたエントリーのページです。

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